【フェラーリ / 360モデナ】ディテイリング施工しました

【フェラーリ / 360モデナ】ディテイリング施工しました。

どうも!
フルトーンの青木葉です!
@fulltone_detail

今回はフェラーリ360モデナのディテイリングを施工しました。

プレウォッシュ

まずはフォーム洗車(プレウォッシュ)からスタートします。

たくさんの泡で汚れを浮かせ、高圧洗浄機のみでおおまかな汚れを事前に洗っておく必要があります。

この泡が付着している状態で洗車スポンジで洗ってしまうと、泡と一緒に砂埃を引きずってしまう可能性がありますので、洗車傷を増やさないためにこの泡はそのまま高圧洗浄機ですすぎます。

ここまでの工程をプレウォッシュと言い、日本ではあまりメジャーではありませんが、海外のディテイリングショップでは基本的な洗車方法として知られています。

シャンプー洗車

泡を流してから一般的な洗車を行いますが、フルトーンでは2つのバケツによる洗車方法で施工しています。
シャンプー用とすすぎ用でバケツを分けることでスポンジに砂埃を残さずに洗うことができます。

また、バケツ内の水で砂埃が舞い上がらないようにグリッドガードという網のようなものがバケツの底に敷いてあります。

鉄粉除去

ボディの表面に付着している鉄粉をトラップ粘土を使用して除去します。
鉄粉が付着している状態では磨きの邪魔になりますし、きれいに仕上がりません。

※DIYでねんどによる鉄粉除去をされる方もいると思いますが、トラップ粘土はボディにたくさん傷をつけてしまうので、あくまで磨き前提で施工したほうが良いと思います。

水垢スケール除去

パッと見ではボディに水垢は見当たりませんでしたが、水垢スケール除去剤をボディに塗布してみると水垢が白く浮かび上がりました。
白く反応させてから、再び除去剤を使用すると無色になり、水垢が除去できたことが確認できます。

「磨けば水垢も綺麗になる」という業者もいますが、水垢は意外と硬いので磨きで除去するには塗装膜圧を犠牲にしてしまう可能性があるため、ケミカルにて除去するのが最適です。

細部洗浄

「神は細部に宿る」なんて言いますが、ディテイリングにおいてもその名の通り細部の仕上がりが大切になってきます。

フロントフェンダーのプロテクションフィルム部分にピッチタールが付着し、フィルム自体がくすんでましたので、キレイに除去。
※フィルムの中に入ってしまった汚れは落とせませんでした,,,

サイドインテーク部分にも汚れが付着してましたので、除去。

ロッカーパネル(ステップ部分)の下部は普段の洗車ではなかなか洗えませんよね…

ドアミラーの可動部にも汚れが付着していますが、こちらも普段は目に付かない部分です。

テールレンズの刻印にはワックスのようなものが付着してガチガチに固まっていました^^;
硬めのブラシにアルカリ性の洗浄剤で除去します。


給油口の汚れも除去したのですが、ビフォーアフターがわかりにくい…^^;

細かいところまで汚れを探しながら除去していきます。
(まるで汚れとかくれんぼしているようです^^;)

ホイール洗浄、コーティング

まずは裏面から洗浄していきます。
鉄粉除去剤をかけてじっくりと洗浄していきます。


大まかにダストを綺麗に洗浄したら、細かい部分の汚れを除去していきます。




表面も同様に…



ホイールボルトも綺麗にして…
右はクリーニング前、左はクリーニング後。

仕上げにKAMIKAZE COLLECTION STANCE RIM COATを施行。

足回り洗浄、艶出し

ホイールの洗浄が終わったら、足回りの洗浄をします。
手が届かない部分もありますので、できる範囲で綺麗にしていきます。
インナーフェンダーやサスペンション、アーム類などを洗って艶出しを行います。



ブレーキキャリパーも仕上げます。

マフラー研磨

マフラーは素材や仕上げによって施行方法が異なりますが、今回はガッツリ研磨します。
とは言っても、狭くてポリッシャーはあまり入りませんので、手磨きとポリッシャーを組み合わせつつ仕上げます。

ウインドウのウロコ除去

元々キレイなガラスでしたが、ワイパー下部にはウロコがありましたので除去。
また、ガラスとモールの境目に黒ずみがありましたのでそちらも除去。
黒ずみを除去できる業者さんは比較的少ないのかなぁなんて思います。

フィルムの境目のクリーニング

プロテクションフィルムの境目にワックスのようなものが詰まってましたので、なるべくボディに傷をつけないように除去します。

エンブレム脱着

Ferrariのiの部分が剥がれていて、オーナー様が気にされていましたので取り外してクリーニング、エンブレムに新しい両面テープを貼り付けます。

上から、外したばかり、汚れを洗浄、磨きという流れです。


良く見ると、エンブレム穴の下に目立つ傷がありましたので、サンディングにて目立たなく処理しました。


外したエンブレムに新しい両面テープを貼り付けました。

ボディ研磨

いよいよボディの磨き作業に入ります。
塗装膜圧は230μm程度、全体的にこの数値でした。
車種によって異なりますが、通常は新車で150μm程度というのが一般的ですので、おそらく同色で全塗装されているのではないか、と予想がつきます。

エンブレムを外した時に深めの傷を見つけましたので、こちらはサンディングにて除去します。


運転席側のドアを研磨します。
塗装膜圧を犠牲にしたくないので深めの傷は残してありますが、磨いたことによって傷の光の反射率が変わるため、かなり目立たなくなります。

フルトーンでは全ての傷を除去することはしません。
とは言っても限りなく目立たなく処理します。
ゴリゴリと磨いて傷を消すのは簡単ですが、塗装膜圧をなるべく残すことが今後を考えて最適だと思っております。

ヘッドライトにも洗車傷がありましたので磨きましたが、どうやら内側に曇りがあるようです…

リアバンパーのビフォーアフター。

テールレンズも磨いて、光沢を上げます。



全体を丁寧に磨き上げていきます。

ウインドウコーティング

磨き作業も完了しましたので、ウインドウのコーティングを施行します。
使用したのはKAMIKAZE COLLECTION INTENSO WINDOW COAT。

ボディコーティング

ボディのコーティングには、KAMIKAZE COLLECTION INFINITY WAXを施行。
上質なカルナバ蝋53.7%、ガラスコート46.3%から作られているハイブリッドワックスで、ナチュラルな質感のグロスが特徴的です。

CTEKにて充電

施行期間が1週間ありますので、念のためバッテリーの充電をしながら施行させていただいております。

納車時にはセルモーターが元気に回ります^^

完成

1週間におよぶディテイリング作業が完了致しました。









屋外に出して見てみると…



ビッカビカです^^

自分で施工したクセに、オーナー様よりも笑ってました。笑

この度はご用命いただきましてありがとうございました!
今度一緒に走りに行きましょうね^^

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